【葛飾区】東四つ木から広がる「地域交流」の輪 コミュニティスペース「ミンナブンナ」さんてこんなところ!
先日、東四つ木のコミュニティスペース「ミンナブンナ」さんで「ダーニング」のワークショップが開催されました。
参加させていただいた筆者は、ダーニングもさることながら「ミンナブンナ」さんそのものにも大変興味を惹かれたのです。
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というわけで、そのまま「ミンナブンナ」さんの活動について取材させていただきました!
知れば知るほど面白い 多文化交流の拠点「ミンナブンナ」
ダーニングワークショップで一緒にちくちく針を動かしていたこちらの方々が、「ミンナブンナ」の運営メンバー3名中の2名・ゆうこさん(左)とのぞみさん(右)です。
活動をご紹介するにあたり、メッセージをいただきました!
ミンナブンナは葛飾区東四つ木を拠点としたコミュニティです。
性別・国籍・年齢関係なく、「文化・言語交流を通して人々が喜び・楽しみを共有できる空間づくり」をモットーにイベント活動を行っています。
「ブンナ」はエチオピアの公用語でコーヒーの意。葛飾区にはエチオピア人をはじめ海外ルーツの方が多く在住しています。ミンナブンナでは彼らとの交流・支援を主に、葛飾区でのイベント開催を通して地域の方々とのコミュニケーションの場を作っています。
そういえば、以前筆者も四つ木でエチオピア料理をいただいた記憶が…。
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ほかケバブ屋さん、カレー屋さんなんかも多いですよね。確かに葛飾区、外国ルーツの在留の方がとっても多いです。
運営ののぞみさんは、青年海外協力隊に参加され実際にエチオピアにも滞在した経験をお持ちの方。その経験を活かし、在留の方々の生活や就労の支援ができれば、と活動を始められたのがきっかけなんだとか。
その後、在留外国人の方々だけでなく、四つ木をはじめ広く葛飾区内外の方々との交流の場にしていこうと、活動の幅を広げ現在の「ミンナブンナ」のかたちになったそうです。
「ミンナブンナでは、月に1,2回のペースでワークショップや意見交換会などの交流イベントを開催しています。これまでは葛飾在住のアーティストさんによるパステル画のワークショップや、ウクライナ情勢を受け『難民について考えよう』という交流会を行いました。」とのぞみさん。
おぉ~これは、筆者ももっと早く知りたかった!
7月以降のイベントスケジュールも決定しているとのことです。詳細はFacebook公式ページ・Instagramアカウントにて随時UPされているそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
「そうそう、ミンナブンナってこういう意味なんですよ。」と、スペースの玄関へご案内いただいた筆者。
郵便ポストの上にはこんなオブジェ(?)がありました。
あ、これはもしやミシン糸の糸巻?
「これはエチオピアの公用語でアムハラ語の文字なんです。」
見ると謎の文字の下には「come and have a cup of coffee」と英単語が。
「ちょっと寄ってコーヒー飲んでいきなよ、っていう感じですね。そういう意味を込めての『ミンナブンナ』です。」とにっこり笑うのぞみさん。
「エチオピアには、”コーヒーセレモニー”と言って、日本でいう茶道のような文化があります。
丁寧に生豆を煎ってコーヒーを淹れる女性を囲んで、人々がわいわいと雑談を楽しむんです。
このエチオピアの文化のように気軽に人々が集まれる場所にしたいという願いを込め、”Come and have a cup of coffee” と、英語・アムハラ語で書きました。
ミンナ(皆)ブンナ(コーヒー)にはこういった想いが込められています。」
そうなんだぁ…エチオピアには、コーヒーが生活や文化に深く根差しているんですね。
多くの在留外国人が共に生活する葛飾区。今後はますます国境を越えた交流が求められるようになるでしょう。そんな私たちの橋渡しをしてくれる「ミンナブンナ」さんを通じて、みなさんも多文化交流の扉を開いてみませんか♪