【葛飾区】「好き」がカタチになった場所 金町「紙芝居処 こころみ亭」ってどんなところ?

ようこそ、みなさん「こころみ亭」へ!

ここは、みなさんの「こころみ」をカタチにする場所です。

これは、こころみ亭さんのホームページを訪れるといちばんに現れる言葉です。

号外NET葛飾区では、先日開催された石黒サンペイさんの「動く絵画展」を取材させていただきました。

【葛飾区】親子の絆で描く紙芝居 びっくり箱みたいなイベント「動く絵画展」に行ってみた!

こうしてご縁ができたわけですが、お話を伺ううちに「こころみ亭」さんそのものをご紹介させていただきたい! と強く思った筆者。

とても魅力的な「こころみ亭」さん、その小屋ん婆(こやんば)水島さんにじっくりお話をお伺いしてきましたよ♪

紙芝居愛がカタチに 「紙芝居処 こころみ亭」ってこんなところ!

ホームページを見て、俄然興味が湧いた筆者。まずはお電話でお話を伺うことができました。

ずばり、こころみ亭さんて一体どういうところなんですか?

「私が昔から大好きだった紙芝居を、生で見られる場所を作りたいと思ったのがきっかけなんです。」

なんと、ただただ「紙芝居が好き」! 年中紙芝居を見ていたい、やっていたいという気持ちだけで作ってしまった紙芝居小屋なんだそう。

しかも、特に金町にゆかりがあったわけではないという小屋ん婆の水島さん。いいところが空いてるわよ~というお話を聞きつけ、和菓子屋さんだった旧金町すずらん通りの「二茶屋」さんの店舗を、小さな劇場にリノベーションして2021年6月にオープンされました。

二茶屋の看板のままだがこちらがこころみ亭

知らない場所で思い切っての劇場オープン…それだけでも紙芝居への熱い想いが伝わりますよね。

小屋ん婆さんに取材をお願いしたら、「私よりぜひ取材していただきたいことがあるので!」と、強くおすすめいただいたのは、とあるワークショップ。

そんなわけで筆者、ステキなワークショップにお邪魔してきましたよ♪

おはなし大好き! レジェンドBUNちゃんのエプロンシアターワークショップ

「とにかく、そのパワーがすごいんです。BUNちゃんのおかげでこころみ亭があるんですよ。」

と、小屋ん婆さんが熱く語ってくださったのは紙芝居・絵本作家で、トコトコ人形の考案者でもあるおはなし界のレジェンド、BUNちゃんこと荒木文子さんのことでした。

荒木文子さんは、「まんまるまんま たんたかたん」等の紙芝居作家。パネルシアター、マジック、手遊び等を取り入れたおはなし会で、子どもたちや保育士さんにも大人気。人形劇団でもご活躍で、大学で講師も務めていらっしゃいます。

荒木文子さんのエプロンシアターワークショップ

ところで、「エプロンシアター」ってみなさんご存じですか?

舞台はなんと自分の身体! いろんな仕掛けがいっぱいの手作りエプロンを身にまとい、ポケットから飛び出すお人形が生き生きとおはなしを紡ぎだすという、とっても楽しいパフォーマンスなんですよ。

今回は、荒木さん手作りのエプロンを実際に手に取ってみたり、身に着けたりして、荒木さんご自身からエプロンシアターをレクチャーしてもらえるというワークショップでした。

ワークショップに登場したエプロンはすべて荒木さんの手作り

これは100均で買ったサンシェードを…

これはね~、100均で売ってるサンシェードの布を張り変えたのよ!

なんて、制作秘話もユーモアたっぷりに紹介してくださる荒木さん。参加された皆さんも、メモを取りつつ真剣なまなざしです。

実際に手に取ってチャレンジ

荒木さんの実演(もちろん大盛り上がりです!)のあとは、実際に人形を手に取り「あぁ~こうなってたんだ!」と、エプロン徹底解剖。

5本以上の作品を上演した後も、皆さんの質問に答えたり実際に演技指導をしたりと、ほんとうにパワフルなBUNちゃん先生のワークショップでした!

あなたの「こころみ」も、カタチにしませんか?

BUNちゃんワークショップを生き生きと運営されていた小屋ん婆・水島さんの姿を見ていると、「夢をカタチにするってこういうことなんだな~…」なんて筆者、ガラにもなくジンときてしまいました。

が、冒頭の言葉を思い出してください。「ここは、みなさんの『こころみ』をカタチにする場所です。」

そう、こころみ亭は小屋ん婆さんのこころみだけではなく、いろんな方のこころみを実現できる場所なんです!

「観たい」「創りたい」「演じたい」を形にできる居間のような空間が『こころみ亭』です。
今まで暖めてきた夢を『こころみ亭』で実現しませんか

これはこころみ亭さんが出された「新年のご挨拶」からの一文です。

そう…「こころみ亭」さんはただの紙芝居劇場ではなく、皆さんが試みを持ち寄って実現しましょう! という場所だったんです。

それ、早く言ってよ!! と思われた方もいらっしゃることでしょう。金町界隈には、そのように使える小劇場のようなスペースが、実はほとんどないんですよね。

「立ち上げがコロナ禍の真っ最中、『子どもたちが紙芝居を楽しめるフリースペースに』というもう一つの目標も、まだ実現できていません。利用規定や料金などはまだ体制を作っていませんが、何か実現したい試みがあればぜひご相談ください。」

と、水島さん。

ホームページからお問い合わせいただけますよ。何か胸に秘めた「こころみ」をお持ちの方、ぜひ第一歩を踏み出してみませんか?

紙芝居処 こころみ亭

地図はこちらです。

ワクワクする場所が、またひとつ葛飾区に誕生しましたね。みんなでたくさん「こころみ」を実現していきましょう!

2022/02/14 06:18 2022/02/15 08:59
たまねこ

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