【葛飾区】さようなら、北口… 閉鎖直前の「吞んべ横丁」を歩く
ついに、この日がやってきました。
京成立石駅北口が、新たな歴史へと踏み出す時です。
同時に、これまでの歴史の終焉です。
直前の街並みを記憶に焼き付けておこうと、「立石駅通り商店街(北側)」と「呑んべ横丁」を歩いてきました。
立石の「立石」たる街並みを作ったお店たち
京成立石駅を降りて左を向くと「これが葛飾立石かぁ!」と誰もが思わず写真を撮ってしまう、あんなお店やこんなお店がずらり。
まず出迎えてくれるのは「鳥房」さん。ザ・立石なお店のひとつです。
ぎりぎりまで営業してくださって、本当にありがとうございます。
「鳥房」さんはすでに移転先が決まっているようで、新店舗のオープンまでしばしの休息をとられるようです。
これからもあの味がいただけるようで、一安心。
この並びもまさしく「ザ・立石」。餃子の「蘭州」さんと、焼肉の「牛坊」さん。
牛坊さんは移転先がこの近くに決まっています。
が、お隣の蘭州さんには…
こんなお知らせが。
貼り紙にしたためられた、お客さんたちからの熱いメッセージ…蘭州さん、きっと復活してくださることでしょう! 筆者も情報を追ってまいりますね。
立石の象徴 別れを告げる「呑んべ横丁」
さぁ、「鳥房」さんの角を奥へ入るとそこは、大人たちの桃源郷。
地域ねこがゆったりと横切るその場所は、昼間は全く違う顔です。
こちらも移転先が決まったお店、決まらないまま閉店を迎えるお店、ぎりぎりまで営業を続けられたお店と、お別れのスタイルはそれぞれでした。
どのお店の店頭にも、閉店のご挨拶が貼りだされています。
江戸安さんは、訪れたときに張り出されていたのは閉店のお知らせではなく、店休日のお知らせでした。ギリギリまで営業してくださるんですね。
呑んべ横丁に最後まで灯をともしてくださって、ありがとうございました。
こんなアーケード、きっともう出現しない…! この姿を永遠に。
でもやっぱり呑んべ横丁といえば、この狭い区画に張り巡らされた…
アーケードではないでしょうか。
というかこの狭い道に「歩行者専用(時間限定)」の標識が…!! 自転車を除くということは自転車通行可? ということはこの標識はバイクと車のため?
ここ、通れる車いたのかな(笑)。
なんて楽しい想像をめぐらせるのも、これで最後なんですね…。
のんびり昼のお散歩を楽しむ、地域ねこちゃん。
これからこの場所で遊べなくなることは、この子はまだ知らないのでしょうね。
本当に、葛飾区のひとつのシンボルだったと胸を張って言えるこの街並み。
姿を変えていく北口へ最後の想いをこめて、イベントが開催されます。
「北口に捧げるフォーエバー2023」が、2023年9月2日(土)開催です。イベント詳細はこちらでご確認くださいね。
北口に捧げるフォーエバー2023 ~クリーン作戦と立石の想い出
これまでを頑張ってきた大人たち。でもこれからも長い人生、生きて行かなきゃいけません。
そんなこの先の癒しの場所が、また立石であってほしいな~…なんて思いを抱きながら。
京成立石駅北口よ、永遠に!