【葛飾区】さようなら、北口… 閉鎖直前の「吞んべ横丁」を歩く

ついに、この日がやってきました。

京成立石駅北口が、新たな歴史へと踏み出す時です。

同時に、これまでの歴史の終焉です。

道路廃止のお知らせ

直前の街並みを記憶に焼き付けておこうと、「立石駅通り商店街(北側)」と「呑んべ横丁」を歩いてきました。

立石の「立石」たる街並みを作ったお店たち

京成立石駅を降りて左を向くと「これが葛飾立石かぁ!」と誰もが思わず写真を撮ってしまう、あんなお店やこんなお店がずらり。

うかつに飲むと怒られるといううわさの「鳥房」さん

鳥房さん入り口はこちら

まず出迎えてくれるのは「鳥房」さん。ザ・立石なお店のひとつです。

ぎりぎりまで営業してくださって、本当にありがとうございます。

入り口に貼られた閉店のお知らせ

「鳥房」さんはすでに移転先が決まっているようで、新店舗のオープンまでしばしの休息をとられるようです。

これからもあの味がいただけるようで、一安心。

ザ・立石なならびの「蘭州」さんと「牛坊」さん

この並びもまさしく「ザ・立石」。餃子の「蘭州」さんと、焼肉の「牛坊」さん。

牛坊さんは移転先がこの近くに決まっています。

【葛飾区】立石の名物焼肉店「牛坊」移転へ 現店舗営業は8月で終了です

が、お隣の蘭州さんには…

蘭州さん店頭には新店舗決まらない旨の貼り紙が

こんなお知らせが。

貼り紙にしたためられた、お客さんたちからの熱いメッセージ…蘭州さん、きっと復活してくださることでしょう! 筆者も情報を追ってまいりますね。

個性的な店構えが残ってくれることを期待

立石の象徴 別れを告げる「呑んべ横丁」

さぁ、「鳥房」さんの角を奥へ入るとそこは、大人たちの桃源郷。

閉鎖を知らないねこがのんびりと横切る呑んべ横丁

地域ねこがゆったりと横切るその場所は、昼間は全く違う顔です。

こちらも移転先が決まったお店、決まらないまま閉店を迎えるお店、ぎりぎりまで営業を続けられたお店と、お別れのスタイルはそれぞれでした。

閉店の貼り紙がどの店舗にも

7月末で閉店された江戸っ子さん

酒処秀さんの閉店のお知らせ

どのお店の店頭にも、閉店のご挨拶が貼りだされています。

江戸安さんは、訪れたときに張り出されていたのは閉店のお知らせではなく、店休日のお知らせでした。ギリギリまで営業してくださるんですね。

お寿司の江戸安さんの店頭

呑んべ横丁に最後まで灯をともしてくださって、ありがとうございました。

こんなアーケード、きっともう出現しない…! この姿を永遠に。

でもやっぱり呑んべ横丁といえば、この狭い区画に張り巡らされた…

店店の屋根を渡るアーケード

なんと歩行者のみの標識まで

アーケードではないでしょうか。

というかこの狭い道に「歩行者専用(時間限定)」の標識が…!! 自転車を除くということは自転車通行可? ということはこの標識はバイクと車のため?

ここ、通れる車いたのかな(笑)。

なんて楽しい想像をめぐらせるのも、これで最後なんですね…。

この光景をいつまでも忘れたくありません

のんびり昼のお散歩を楽しむ、地域ねこちゃん。

これからこの場所で遊べなくなることは、この子はまだ知らないのでしょうね。

本当に、葛飾区のひとつのシンボルだったと胸を張って言えるこの街並み。

姿を変えていく北口へ最後の想いをこめて、イベントが開催されます。

北口への感謝を込めたイベントのポスター

イベント概要はこちら

北口に捧げるフォーエバー2023」が、2023年9月2日(土)開催です。イベント詳細はこちらでご確認くださいね。

北口に捧げるフォーエバー2023 ~クリーン作戦と立石の想い出

これまでを頑張ってきた大人たち。でもこれからも長い人生、生きて行かなきゃいけません。

そんなこの先の癒しの場所が、また立石であってほしいな~…なんて思いを抱きながら。

京成立石駅北口よ、永遠に!

たまねこ

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