【葛飾区】新生「江戸安」徹底取材・後編 若大将が目指すこれからの立石、「あの街」の復興とは…?
先日、直々のオファーをいただき直撃インタビューを敢行した筆者。
お邪魔したのは、懐かしの「呑んべ横丁」に最後まで灯りをともし続けた「鮨処 江戸安」さんでした。
新メニューやランチ営業を始めるなど、新たな試みに挑む若大将・高沢さん。その口から、こんな言葉が飛び出しました。
「実はね、僕たち考えていることがあるんですよ…。」
意味深なそのワードに、身を乗り出す筆者。続く言葉に大興奮してしまうのです!
若大将が考える「第二の○○」 あの街をもう一度…!
「第二の『呑んべ横丁』です。」
と、飛び出してきたのは意外と言えば意外、しかしごもっともと言えばごもっともな、あの懐かしい街の名前。
「この(現店舗の)場所って、ちょっと変わった形をしてるでしょ? ここだけ区切られてるというか。」
先日「GIGO立石店」もオープンした、この区画ですよね。
写真上は南側から、下は西側からそれぞれ見たところ。「GIGO立石店」は突き当りになっていて、ちょうどコの字型になっていますね。
「はい。ここを『第二の呑んべ横丁』にしたいと思っているんです。」
実はこの場所、以前呑んべ横丁にあったお店が他にも移転オープンしてきているんです。
また、すずらん通りからやって来た「永田」さんなど、再開発のため移転を余儀なくされたお店が集まってくる場所に。
現在まだ空き地となっている区画もあり、まさに「これからの街」が作られる場所なんですね。
「まだ構想段階ですが、今、商店街や近隣のお店にその話をしているところなんです。」
大将が旗振りをしての計画、ということなんですか!? すごい!
「僕はこの街で育ちました。やっぱり、『呑んべ横丁』は立石になくてはならない場所だったと思っています。
これから、タワーマンションなどもできて立石の住民層も様変わりしてきます。『呑んべ横丁』のような街には、いろいろな意見もあると思うのですが、生活や仕事、考え方が違ってもやっぱり”人間同士”。話せばわかると思っているんです。
これからの『江戸安』だって、古くからのお客さんも新たに立石に来られる方も、同じ人間。やり方は変える必要はないと思っています。」
自信に満ちた声で話す若大将・高沢さん。
今後の立石を担っていく若い力の存在を確かに感じ、何だか胸が熱くなってしまった筆者でした。
街を照らし続ける「江戸安」の提灯
「第二の呑んべ横丁」。若い方々が中心となって生まれつつあるその計画にすっかり心を奪われました。お話のあと、興奮冷めやらぬままお店を出た筆者。
と、外では奥様がなにやら店舗入り口で奮闘中?
「夜になるとこの通りはまだ暗いんで、提灯をつけてみようと思って。」
あれっ、この提灯ってもしかして、昔のお店のものですか!?
「そうなんです。以前のものをそのまま。」
わぁ…これですっかり、昔のまんまの「江戸安」さんに戻りましたね!
新生「江戸安」で、いろいろな新しいことに挑戦したいという若大将の奥様。お話しながらも、どんどんアイデアが生まれているようです。
「最近外国人のお客様も多いじゃないですか。『江戸安』で、例えば『握り寿司体験』なんて面白そうだな〜とか。『第二の呑んべ横丁』も、街ぐるみでとなると大変だと思いますが、でも楽しそうですよね!」
とはつらつとした笑顔で話してくださいました。この奥様と若大将、頼もしすぎます!
「第二の呑んべ横丁」計画、今後の進展もぜひ号外NET葛飾区で追わせてください、とお願いして、筆者は「江戸安」さんを後にしました。
思いがけないお話を伺うことができた「江戸安」さん直撃インタビュー、いかがでしたか?
新たな街へと生まれ変わりながら、立石らしさを失わない。そんな立石のみなさんの強さと街への愛情が今後の立石を作っていくんですね。
江戸安さん、素晴らしいお話をありがとうございました!
「江戸安」さんの店舗情報は公式サイトでご確認いただけます。
最新情報はInstagramでUPされていますよ。ご予約もDMからできるそうです。ぜひフォローしてくださいね。
場所はこちらです。